2000年10月14日 雲取山 (標高2,017m)

[会でのグレード] (しんどい度★★★★) (危険度★★★) (展望期待度★★★★) (紅葉期待度★★)

(コース・タイム)
唐松谷登山口 8:20→
8:50 富田新道との分岐 8:55→
[富田新道(野陣尾根)]→
11:20 権衛ノ頭 11:30→
12:15 雲取山(昼食) 13:00→
14:00 ブナ坂 14:10→
14:35 唐松谷出会(源流部) 14:45→
[唐松谷]→16:00 富田新道と合流→
16:25唐松谷登山口
  [天候 ;晴〜曇り]
  [歩数 ; 約31,800歩
]

  コース写真と概要    
 唐松谷登山口で林道と分かれ、一旦日原本谷に下っていく。
 下った底で3本の谷が合流する。昼間でも暗いが落ち着いた雰囲気の感じられる場所だ。
 唐松谷には吊り橋が架かかる。橋はかなり古く揺れも大きい。一度に5人までしか渡るな、の注意書きがある。
 橋を渡ればいよいよ登りが始まる。

 唐松谷登山道との分岐を過ぎ、富田新道に入ると尾根を巻ながら急傾斜の登りとなる。
 周辺には植林地がなく、原生林の中を登っていく。途中のブナ林は見事だ。



 権衛ノ頭を過ぎるとカラマツ林となる。この辺は緩やかな登りで周囲も明るく気持ちの良い尾根歩きが出来た。 
 カラマツはだいぶ色づき初め、見頃も間近い。




 小雲取山に出ると急に明るくなり、視界は開ける。特に南面は展望がよく、奥多摩の山々をはじめ、丹沢山塊から南アルプス、遠く富士山を望むことができる。




 小雲取山周辺は、さすがに10月中旬ともなると木々も色づいていた。今年の紅葉は遅いといわれているが、雲取山周辺を見る限り、それほど例年と比べても遅くなさそうだ。昨年も同じ時期に登ったが、昨年に比べれば今年は順調に色づいていた。


 雲取山頂はこの時期の週末になるとかなりの人で賑わうが、なぜかこの日は比較的閑散としていた。





 下りに使った唐松谷登山道は、ブナ坂から唐松谷源流部の出会いまでは30分程度で下れる。しかし、ここから林道までは長い道のりとなる。
 この谷も植林はほとんどなく、原生林で占められ、苔むした所もあり、奥多摩では珍しく幽幻な雰囲気がある。